クワズイモ[21‘3-]
2021/3/4のすがた
こんなに大きいクワズイモを32歳の誕生日にシマチューで買ってもらう。これで一万円しない。植物って安いのね。背丈は1m20cmほど。
配送の人を手伝ってマンションを登り、部屋の角に場所を作る。サーキュレーターと植物育成灯をセットして環境を整える。
2021/3/12のすがた
新しい葉がモリッと出る。
2021/4/4のすがた
新葉ぐんぐん伸びつつさらに新しく出続ける。これはひょっとして環境を気に入ってくれたのか、これほど大きな株だと自力があるので環境を気にしないのか、なんにせよ嬉しい事だね。
ここで背丈が同居人を超える。
存在感が抜群で、家族が一人増えたみたいで面白い。これほどまで気を引く植物も珍しく、毎日様子を見ては笑い合っている。
引っ越しどうしよう笑。
2021/4/21のすがた
水浴びはこんな感じ。キャスター付きの受け皿で風呂場の前まで引いて行って、そこからヨッと持ち上げて入浴させる(湯船には浸けない)
ほぼ風呂場が占有されておもしろい。
2021/5/10のすがた
同居するコロポックルが葉の下で遊んでいたので撮影。
一番大きな葉が黄色味を帯びている。寿命だろうか。
この葉はその後茶色くしなびる事になるのだけど、まるまる太った柄の部分に溜まっていた水分が腐って吹き出し続ける嫌な感じになったので、黄色くなり出したら切り落とす方がいいみたい。
2021/5/31のすがた
おや、何か…
2021/6/3のすがた
花だーーー!!
サトイモ科はこんな感じの花で、穂を囲む頭巾のような部分の事を「仏炎苞」と呼ぶらしい。
2021/6/7のすがた
あ、花終わり。
写真には映ってないけど次の花もスタンバイしています。
モリモリ葉っぱを出し続けて、水をやればその後数日間葉からだらだら汗を流し続け私に床を雑巾掛けし続けさせ、しまいには花まで連続で咲かせているクワズイモ。環境を気に入ってくれたようでなによりです。やや新しい葉っぱは小振りな感じもするけど。
2021/6/9のすがた
日光浴の様子。大きな葉が風にブルンブルンゆれて気持ち良さそうだね。
甘夏[18'4-19'8]
母方の親戚の家に生えているらしい甘夏が送られてきた。甘くて美味しかったその種を捨てるのが忍びなかったのが、ここ数年続いている園芸熱のはじまりだ。2017年春のこと。それ以前から細々と植物を育てては枯らしを繰り返していた僕だったけど、それを境にまともな管理、育て方の勉強、そして限りなく株を増やすことをし始める。
日本における柑橘栽培の歴史を調べていくと、僕の好きな離島とも結びつきが強いことを知る。民俗学者宮本常一が活躍した時代、関東以南の離島で価値ある作物として柑橘類が拡がり、それが離島の経済を支えたこと。この少子化の時代ますます存続が難しくなっていく離島社会だけれど、その寿命に数十年分のストックを与えた柑橘の存在。
そんなこんなで、柑橘類は一番好きな植物だ。今家で育てているのは
・甘夏10株
・レモン1株
・ザボン1株
・パール柑3株
・金柑2株
・すだち2株
・はっさく10株
アゲハ蝶のレストランとして導入したレモン以外全て実生(種をまいて1から育てること)の株で、19年夏現在まだまだ身をつけるのは先で、一番大きな甘夏の株でも少年期の終わりといった成長度合い(50cm位か)なので、じっくり育てていく所存。
というわけでここからは甘夏10株あるうち、特にそだっている1株の記録を載せよう。
19'2
発芽から1.8年の実生株たち。日の当たる特等席ですくすく育つ。一方向に偏って伸びていたので向きを変えてみたら頂芽が日光の方に対応し始めた。一部葉先枯れが発生し、赤玉土オンリーではやはり栄養素が足りてないようだったのでリン・カリ肥料を施す。今年はどこまで伸びるかな?
リン-カリ系肥料を施したら、多くの株で一気に新芽が動いた。柑橘は伸びる際新芽ユニットができる。虫の触角のような形で、予め伸びるべき葉がまとめて小さく用意されている。あと脇芽も続々出た。今後枝が分岐するということ。
19'4
昨年葉が落ちてしまった根本付近の幹、節々から新芽が。肥料施したのにこいつだけ縦に伸びないなと思っていたら、横に伸びる準備をしていたのか。因みにこいつは母方の親戚の家に生えていたという甘夏の実生で、雑種入り乱れてどんな味になるかもわからんけどそれが楽しみだぜ
19'5
どうにも最近元気無くて、原因はハダニだった。奴らが葉っぱの裏に付いてチューチューしたせいで葉が落ちる落ちる。防除剤と霧吹きを一週間みっちり行なった結果胴吹き芽がえらい勢いで伸び出した。…のはいいんだが、その芽が葉も出さずひたすら尖っててやや気持ち悪い。
毎日の葉水によりこれまでの生育不順の鬱憤を晴らすかのように伸びる胴吹き枝。前回投稿の5日後とは思えないほどのスピード。つい手をかけすぎて枯らしちゃう植物も多いが、こと葉水に関しては手数がものをいうようだ。
19'6
この数ヶ月で随分姿が変わってしまった。古い葉がどんどん落ちて、新しい葉だけが残った結果。ある程度成長している株は、病害虫にやられてもすぐ復活する地力があると感じる。
19'7
横に横に広がろうしている。藪を形成するような成長のムーブ。梅雨が彼らを強くした。
19'8
前回から大きな変化はないんだけど、せっかく撮影ブースがあるので記念写真的に。
この夏で、ぐんと大きくなった。メイン株は幹幅が1cmを越えつつある。夏休み明けに会うと大人びてる同級生みたいな甘夏だな。
続く
ビカクシダ[18'9-19'8]
漢字では麋角羊歯。ヘラジカのツノの様なシダという名称。こいつは貯水葉という水を貯める為の平たい葉と普通の葉がそれぞれのシーケンスで発生して飽きさせない。シダ系育てるの苦手だけどこれだけは順調だ。三枚目アップ写真の奥にあるのが若い貯水葉。趣のある植物です。
17年8月より育てているよ。
じっくりゆっくり生育中。寒くとも貯水葉がどんどん広がってく。子株分かれまくりで鉢が狭そうなので、暖かくなったら株分けをして親のみ鉢に残し、子どもたちは板付して壁に貼ろうという目論見。
あんまり変化無いような気もするけど。実は背面(次の画像)が密集しすぎていてやや気持ち悪いのだ。
いい加減手狭になっているので、手術をします。
鉢から抜く。根が回ってみちみち。これをこれからほぐしていく。
バラバラ死体
球体のハンギングを作りたい。コアはヘゴ棒、水切りネット内にベラボン、保持のための爪楊枝と水苔。サッカーボール ネットの容量で…
とりあえずの仕上がり。やや潰れた楕円になった。かなりでかい。株分けしたんだけど、株と株の区切りが分からず根が取れてしまってメネデール漬けで発根中なものもあるし、成長点傷ついてないか不安も。貯水葉バリバリになった箇所もあるし…。どうなることやら。
その後。まあ元気です。新葉もりもりなのだけど、植え替えてから4ヶ月、貯水葉が一枚も出ていないのが気になる。
ユーフォルビア[19'2-19'8]
“森の人”って感じのビジュアルをした不思議ちゃん。まだ家に来てから一ヶ月足らずだがだいぶん頭でっかちになり構造が細かくなった。花が咲きそう。今後どう変化するのかは調べず楽しみにしよう。いちいち驚きたいのだ。
咲き切った花の隣に2個ずつ新しい花の蕾が付き出した。
買ったままのビニールポット内で土がカチカチに固まって根詰まりしていたので、ひとまわり大きい鉢に植え替え。ちょっと葉が落ちちゃったね。
パッと見、生体アンテナって感じ。一つの細かい花から二股の新たな花が咲いてそこから更に二股の花が…と分岐して行く目下増量中の生体ドーム。もこもこ。
あれからハダニに手酷くやられ多くの葉が枯れた。しかしそこからやや形態の違う新たな葉が伸びている現在。おまえ誰だって感じ。どんどん見たことない形に変わっていく。